日帰り温泉情報【温泉の泉質と効能】。
★ 塩化物泉 ★
なめると塩辛く、湯冷めしない温泉で、入浴後も体が冷えにくい。
「塩」と名前のついている温泉はほとんどこの温泉というくらい多く、日本で最も多い温泉。
保温効果が高いことから、「熱の湯」と呼ばれる。
効能:筋肉痛・神経痛・リューマチ・冷え性・切り傷
★ 単純泉 ★
含まれている成分が薄く、肌にやさしいのが特徴。
ph(酸性度)が8.5以上をアルカリ性単純泉と呼ぶ。
無色透明無味無臭。
石鹸の効きが良く気持ちがよい。
食塩泉に次いで日本で二番目に多い泉質。
効能:疲労回復・不眠症・神経症
★ 炭酸水素塩泉 ★
無色透明。肌を滑らかにし、美人の湯の代表温泉。
鉄分や炭酸分を多く含むため、湯口や湯船に白淡褐色の付着物がつく特徴がある。
食塩泉の「熱の湯」に対して、「冷えの湯」と呼ばれ、湯冷めしやすい。
効能:慢性皮膚病・アレルギー疾患・じんましん
★ 硫酸塩泉 ★
無色透明(黄み)無味無臭で鎮静作用がある。
カルシューム分を多く含んでいるため、血圧を下げ痛みを和らげる鎮静作用がある。
「傷の湯」とよばれていることが多い。
効能:慢性皮膚病・動脈硬化症・外傷・打ち身
★ 二酸化炭素泉 ★
炭酸ガスが血行を促進。飲用すると便秘に効く。
わずかに酸味と清涼があり、成分中に炭酸ガスを含んでいる。
効能:高血圧・動脈硬化・切り傷・やけど
★ 含鉄泉 ★
その名の通り、鉄分を含んでいて、保温効果は抜群。
地下から湧出する源泉は無色透明。
大気に触れると徐々に酸化して湯船に褐色の沈殿物が生じ、赤茶色に変色する。
そのためお湯にタオルなどを入れると赤くなってしまう。
効能:貧血・リューマチ疾患症・更年期障害
★ 硫黄泉 ★
毛細血管を広げ、全身を暖める、美肌効果もある。
単純泉・食塩泉と共に日本に多く点在する温泉。
地下から湧出するときは共に無色透明だが、空気に触れると酸化して黄色化する。
卵が腐った臭いがする。
金属を漬けると腐食し黒くなるのでアクセサリーなどに注意が必要。
効能:慢性皮膚病・慢性婦人病
★ 酸性泉 ★
肌への刺激が強く、しみる感じ。酸味がある。微黄褐色か透明な湯。
非常に酸味が強く、臭気も強い。
抗菌作用が強いが、肌の弱い人はただれを起こすことがあるため注意が必要。
効能:慢性皮膚病
★ 放射能泉 ★
通称ラジウム温泉。蒸気にあたるだけでも効果がある。
ラドンを含み無色透明な湯。数が少なく貴重な温泉。
効能:痛風・動脈硬化・高血圧