出産関係【帝王切開の手術当日】。



13時より手術。30分ぐらいで終る予定。

朝食・昼食なし!(緊張していてお腹は減らなかった。)もちろん夕食もなし!

朝いちで、シャワーを浴び、手術着に着替える。(術後、5日はシャワーダメ。)
今日退院するお友達が、励ましに来てくれたり、ベットの周りを片付けたりして、お迎えを待つ。


10時頃から手術室前室に移動して、検温・血圧測定後、点滴開始。
NSTを付け、週刊誌を読みながら時間待ちをする。
この頃は意外と落ち着いていたけど、週刊誌の内容は頭の中に入ってなかった。
家族も到着。入院中あわなかった上の子に久々のご対面。
色々な管や機械が置いてあるので大泣きされてしまった。(-”-;) ちょっと抱っこしたかったんだけどなぁ。


唾液を抑制する注射をする。この注射がなぜかすっごく痛かった。
(^_^;)


13時過ぎに、ストレッチャーに乗って、手術室に移動しました。
手術室の中は想像していたより大きく、TV番組で見たことあるようなものが、置いてありました。

看護婦さん5〜6人が、手術室にいました。
血圧を管理してくれる人、先生の補助する人、生まれた赤ちゃんを受け持つ助産婦さん、記録係の人。
私一人の出産のためにこんなにたくさんの看護婦さんが必要なんですね。

手術台に移動、(裸んぼです。)手術用の帽子をかぶり、血圧測定器を腕に巻く。
手術中そのまま。手術ギリギリまで、NSTをつける。


この頃緊張がピークに達し、大泣きしてしまいました。(T_T) 
声にならないんだけど、涙がボロボロ。どうにもならない緊張感が・・・。

そばにいて気がついた看護婦さんに励まされ、ちょっと落ち着きました。

手術台に乗ってから先生の到着までがすっごく長く感じました。
すっごい長い時間手術室で待っていたような気がする。


先生到着!!(2人)簡単にこれからする手術の事を告げられ、横を向いて体を丸め、
腰の背骨の骨の間に麻酔注射を数本打つ。
チック・グッサ・ズッキって音がしそうな注射でした。

お腹が大きいのにもっと丸まってだって、看護婦さんが頭をグイグイ押して「無理で〜す。」と叫びたかった。
部分麻酔で、痛みの感覚がなくなります。

数分後、麻酔が効くので、それまでの間に手術用の緑の幕を顔から下に張って、尿チューブを入れ、
(術後、2日間はそのまま)酸素吸入しながら、両腕を固定され、お腹全体を消毒薬で拭きます。

すっかり、まな板の上の鯉状態です。
なぜにそこまでするのかしら?と思いながらも(手術経験ないからねぇ)ドキドキ。

先生がメスで突付いて、「どうですか?」って聞いて、メスでお腹をつついた「チクッとします。」
2度目メスでお腹をつついた時に「ちょっと本当に麻酔効いてるの?」と思ったとたん、
切っている感覚のみ
手術開始です。

手術中、血圧が下がったりするので、「酸素を吸って」とか、「深呼吸して」とか、看護婦さんに言われたりして、
寝ているだけで良いのかと思っていたが、意外とやることがあるんです。


傷は横に切るから、ビキニを着てもだいじょうぶだよ!」と何も聞かないのに教えてくれた。
聞ける状態じゃないし、ビキニなんて着たことないぞ!! 
たぶん気を紛らわせるために言ってくれたのだと思うけど・・・。


その間に、手術は順調に進み、呼吸が荒くなると、
「ゆっくり呼吸して、酸素吸って」「大丈夫だからね。」「今○○してるから」と色々声を掛けて貰った。

先生は、今何をしているのか説明しながら、手術してくれる人でした。
感覚だけがあるのってすっごく嫌〜な感じです。


羊水なのかな?足の間に水のようなものが流れる感じがあった後、
「お腹押すけどがんばってね。これで生まれるからね〜。」
痛い〜(T_T) なんで切ってるのにお腹押すんだ〜。

そんなことしないとでないの〜??などと思っているうちに、
何かがお腹から引っ張られてモゾッて出て行く感じがした。


誕生致しました。
一瞬間があって、泣き声は?って思った時に
「オギャ〜」って、
看護婦さんの「○時○分○○です。」と言ったのも覚えなきゃと思ったけど、
すぐに忘れていきました。

お腹から引っ張り出す時気持ち悪かった。
誰だ〜帝王切開は楽だからなんて言ったのは、気持ち悪いじゃないか。
もう二度と嫌だ〜と思ったのは言うまでもありません。

看護婦さんが、Babyちゃんを顔の横まで持ってきてくれました。
なぜかこの時は眼鏡がなくても良く見えた。
Babyちゃんと対面、「はじめまして!出てきたね〜、がんばったね〜。」なぜか泣けてきました。(T_T) 
大きな声で鳴いていました。

Babyちゃんは、きれいにしてもらうために新生児室に行きました。
手術室の廊下の声も少し聞こえたなぁ。
たぶんBabyちゃんの産声が聞こえて喜んでいたのかしら?




誕生後、Babyちゃんと対面した後に、「開腹した部分を縫うので、これから寝ますか?」と聞かれた。
私は、家族と会いたいので起きていたが、失敗でした。
それからが、時間はかかるし、気持ち悪くなってくるし、最悪だった。
感覚だけが残っていると言うのをすっかり忘れていた。


チャチャっと、終るのかと思ったら、

胎盤とか出して子宮内をきれいにして、子宮を縫って、
皮膚を手繰り寄せて、皮膚を手術用のホチキスで止めます。


この時が結構気持ち悪いです。お腹の皮?が引っ張られるんです。
吐きそうになるけど、食べてないから何もでない。
両手が固定されているので動けないし一番辛い時間で、とっても長かった。

「ゆっくり呼吸して〜、もう少しで終わるからね」と励まされたけど、答えられる状況じゃなかった。
体を拭いて、傷口にガーゼをして、腹帯をして、パジャマを着せてもらって、
手術終了です。


回復室に移動し、何にもしてないのに、ヘロヘロです。
唾液を抑制する注射をしているのですっごく喉が渇いた。
看護婦さんが、「翌朝までここにいますからね。家族の方呼びますね。」と
手際よくいろんな機械をベット周りに配置して行きました。


上の子が指をしゃぶる癖があるので、「もしかして指しゃぶってたりします?」って聞こうと思ったそばから
「保育器に入ったとたん、指しゃぶってるよ。
お腹の中でもしゃぶってたよきっと・・・。」と先に言われてしまった。(-”-;) 
癖って言うのは似るのかなぁ?


家族と対面。
手術中にお友達の家族が退院した事。その時上の子が大騒ぎして大変だった事。
先生から胎盤を見せてもらってきちんと説明を受けた事。
など色々話して、上の子が大騒ぎし始めたので、帰るって、あっさり「ママ〜バイバイ〜。」と言われてしまった。
チョッとだけポロリ。

その後、看護婦さんが「眠れないだろうけど、寝て下さいね。」と言われたが、
血圧測定器・点滴・尿チューブが体に付いたままなので、寝返りも出来ず、
麻酔が切れ感覚が戻ってくると痛みが出てくるし、翌朝までウトウトする程度で、熟睡は出来なかった。


夜中に血圧測定器が外される。
悪露があるので何度か看護婦さんにナプキンを取り替えてもらうが、腰を上げるのも辛い。

「体を動かしても大丈夫だから、できるだけ左右に動かしてね。」(腸の動きを戻すため)と言われたが、
麻酔が切れてお腹の感覚が戻ってくると、
お腹がタルタルのゴニョゴニョ・傷口はチクチクで動かせません。


帝王切開しても子宮が戻る「後陣痛」はあるので、傷口と子宮のダブルの痛みがあります。
この時点でも二度としたくないと思った。
帝王切開のみ経験者(母)は、「帝王切開の方が楽だよ。」と言ってましたが、
陣痛が何時間あっても自然分娩の方が楽だ!!と、思っちゃいました。
 (`o´)



「抜糸?針抜き?はチックっとする程度の痛みですから大丈夫ですよ。」
「はぁ、また痛い事するのか〜、でもあれに比べたら楽だろうな」と思うのでありました。


Babyちゃんは、当日〜翌日のお昼過ぎまで保育器に入っていました。
自然分娩での出産の子と違って少しむくみが強いような感じです。顔が○○○に似ていた。(笑)









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