出産関係【帝王切開って何?】。




帝王切開って?」だったので、otohaなりに調べてみました。
調べてみると「ほ〜なるほど」って感じでした。


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帝王切開という言葉なのはローマの帝王・シーザーが産まれた時
母体のおなかを切開して取り上げられたため
「帝王切開」とよばれるようになったといわれています。

本当は、英語の帝王切開「Caesarean section」のCaesareanが
本来の語源「切開(caedere)」でなく、
「Caesar」すなわち「帝王(Kaiser)」からきたものと誤解されたために
この日本語名がついたそうです。


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*こんな場合に『帝王切開』になります。

<予定帝王切開>  
経膣分娩が困難だと予想される場合、手術の日を決めて行います。

 

理   由
児頭骨盤不適合 骨盤が狭い、または胎児の頭が大きくて、母体の骨盤を通らないと判断された場合。母親の身長が145cm以下の場合確率が高い。場合によっては事前にX線による検査も行われる。
骨盤位分娩(逆子) 普通分娩では危険性が高いと判断された場合。自然分娩できる場合もあるが、母体、胎児の状態によっては医師の判断で帝王切開になる場合もある。
多胎妊娠 双子、あるいはそれ以上の場合。自然分娩できる場合もあるが、母体、胎児の状態によっては医師の判断で帝王切開になる場合もある。
巨大児 出生時の体重が4000g以上の新生児。児頭骨盤不適合である場合がある。超音波検査などによって胎児の体重を推定し、X線検査で骨盤不適合の有無を調べる。
前置胎盤 胎盤が子宮口を完全にふさぐ位置にある場合、膣からの分娩は不可能なため帝王切開になる。胎盤が子宮口に一部かかっている場合は、出産時に大量の出血を起こし母子に危険を及ぼす場合があるため、位置によっては帝王切開になる。
内診や超音波検査で出産前に胎盤の位置を確認する。
母体の合併症 母体が心臓病や糖尿病、妊娠中毒症などの重大な合併症をもっていて、自然分娩は望ましくないと考えられる場合。
子宮筋腫合併・
子宮の奇形
子宮口をふさぐ位置や、胎児の通過をさまたげるような位置に、大きな子宮筋腫がある場合や、子宮の形に生まれつき異常がある場合など。
超音波やX線検査などで帝王切開が必要かどうか判断する。
反復帝王切開 過去の分娩が帝王切開だった場合、次も帝王切開になる場合がある。過去の帝王切開の回数や、母体・胎児の状態などをあわせて判断する。

 
 
<緊急帝王切開>
経膣分娩中に何らかの理由で緊急に帝王切開に移行するものです。

 

理  由
胎児仮死 胎児が仮死状態になった場合で、胎児がまだあまり下がってきていない場合。(頭が見える位置まで下がっていれば、吸引または鉗子分娩になる。)
常位胎盤早期剥離 胎児のライフラインである胎盤が、胎児が産まれる前に剥がれてしまうもの。胎児ばかりか、母体にも大量出血などが起こるため、胎児の生存が確認できれば、緊急帝王切開となる。
子宮破裂 陣痛が過度に強すぎたり、過去に帝王切開の経験がある場合などで、子宮が破裂する危険性があったり、すでに破裂してしまった場合。
胎児回旋異常 母体の骨盤の中での胎児の回旋がうまくいかずに途中でひっかかってしまった場合で、胎児がまだあまり下がってきていない場合。胎児仮死の原因にもなる。(頭が見える位置まで下がっていれば、吸引または鉗子分娩になることが多い。)
陣痛微弱・遷延分娩 陣痛があまりに弱くて、なかなか分娩が進まない場合、胎児仮死などを引き起こせば帝王切開になることがある。
軟産道強靱 子宮口が硬くて、いつまでたっても胎児が通れるだけ開かない場合。

 

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*手術って?

手術の方法としては、
母体に麻酔をかけて、おなかを切り、
子宮の下の部分を横に切開して赤ちゃんを取り出します。
ヘソの緒を切って、胎盤を取り出し、子宮とおなかを縫合します。

手術時間は30分〜1時間程度です。

おなかの皮膚の切開は、縦に切開すると横に切開する方法があります。
縦に切開した方が手術の所要時間が短く出血の量も少なくてすむのですが、
傷跡は横に切開した方が目立たないなど、それぞれ特徴があります。

どちらなのかは、主治医の説明を受けましょう
 
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*麻酔って?

帝王切開の場合の麻酔は、

たいてい下半身だけの麻酔(腰椎麻酔・硬膜外麻酔)なので、

痛みはありませんが、意識もあり、
赤ちゃんの産声も聞けます。

特別の理由があれば、全身麻酔をする場合もあります。
 
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*次のお産は?


一度帝王切開で出産していても、
次のお産がまた必ず帝王切開になるとは限らないそうです。
 
次のお産の為に以下の事を聞いておいたほうが良いです。
次の妊娠までどの程度間をあけたらいいか。
今回、帝王切開になった理由や術式。
次の分娩をまた帝王切開にするのか、自然分娩をしたいのか。

帝王切開自体は、何度までできるかというはっきりとしたラインはないそうです。
だいたい「最大3回まで」と言われています。
 
それは、切開したところが弱くなっていて子宮破裂を起こしやすいとか、
陣痛が弱くて分娩が長引きやすいといった理由から、
あまり何度も反復するのはよくないと考えられるからだそうです。
 
産前産後の今、先生から説明を受けても次のお産の時の
母体の健康状態や年齢
胎児の大きさと母体の骨盤の大きさとの関係
産道の異常の有無
胎児の健康状態

などで、先生からの回答と違う事になるかもしれません。

『母体と赤ちゃんの安全を第一に考えて』

 出産とはいえ、腹部を切開する手術です。
大事なのはあなたの先生と充分に相談&話し合いすること。

必要以上に怖がることも不安がることなんてないのです。
まずは健康な状態で分娩の日を迎えましょう。

元気なかわいいあなたの天使に会えますように・・・。









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