育児関係【
おむつの事】


オムツ替えのポイント少し書いてみました。
ママによって、さまざまだと思いますので、参考程度で…。




 ・ねんねの時期

 ねんねの時期の赤ちゃんは、おしっこやうんちの回数が多いです。 うんちはゆるめなので、おむつ替えの時にもれたり背中に流れたりします。また、おむつをはずすと気持ちよくなって、おしっこをしがち。男の子だとママにかかってしまうこともあるそうです。この時期のおむつ替えは手早さがポイントです。

 <おむつ替えのコツ>

 おむつ替えグッズをまとめて赤ちゃんの近くに置いておくおむつ、お尻拭き、汚れたおむつを入れるビニール袋など、おむつ替えに必要なグッズをまとめて赤ちゃんのベッドサイドに常備しておくと、すぐに準備ができて便利です。寝る前に不足がないか確認しておけば、真夜中のおむつ替えでも慌てません。

 ねんねの時期のおむつ替えの目安は、授乳の前と後・赤ちゃんが目を覚ました時とセットで考えるといいでしょう。授乳後にも替えるのは、授乳の最中におしっこをしていることが多いからです。お尻が赤くなっているようなら、さらにこまめにおむつを替え、ぬるま湯で温めたガーゼでおしりを拭いてあげることを忘れずにね。

 ゆるゆるうんちのおむつ替えは、新しいおむつを開いた状態で手元に準備しておいてから行います。ゆるゆるのうんちがもれないよう注意してサッとおむつを開き、手早くていねいにお尻を拭きましょう。背中側にうんちが流れている時は、それも必ず拭き取って下さいね。この時、赤ちゃんの体がずれるとシーツを汚してしまうことがあります。慣れないうちは、布団にバスタオルを敷いて寝かせておくと良いですよ。背中までもれていた場合に備えて、着替えも準備しておくともっと良いかも…。

 おしっこピュッを防ぐには、男の子はおむつ替えの時、ママにおしっこをかけてしまうことがよくあるそうです。おむつを開くと同時に、おちんちんにお尻拭きのナップをサッと当ててガードすると良いそうです。おしっこをかけられたママがあんまり驚くと、赤ちゃんがびっくりして泣き出してしまうので、笑顔で話しかけ、安心させてあげましょうね。


 ・はいはい&あんよの時期・
 はいはいやあんよができるようになると、おむつ替えは赤ちゃんがじっとしている時に素早く行い、動き回ってもずれないようにおむつを着けないからと大変!! 

 <おむつ替えのコツ>

 おむつ替えのタイミングは自分の感覚でで良いと思います。この時期になれば、あまり神経質におむつ替えの時間を決めなくてかまいません。「そろそろ汚れたかな」と思う時にチェックしましょう。

 おむつがずれないようにきつく締めすぎたり、紙おむつのギャザーが、太ももにフィットしていなかったりすると、赤ちゃんは動きにくいですよ。おむつを閉じる時はおなかに指1本分のゆとりが必要ですよ。紙おむつのテープは左右対称に留めないと、おむつがずれるだけでなく赤ちゃんが動きにくくなるので注意しましょうね。ギャザーが立たずに伸びきっているようなら、おむつを1サイズ上のものに変えた方がよいですよ。

 おむつ替え中に寝返りやはいはいを始めたら、無理に押さえつけようとすると泣き出したり怒り出したりしますよね。声をかけたり手をパチパチ叩いたりして、赤ちゃんの興味が向くように、お気に入りのおもちゃを持たせたり、寝返りの苦手なほうにぬいぐるみなどを置いておき、それに気をとられている間に手早くお尻を拭くという方法もありますよ。

 赤ちゃんは自由がきかないことに大きな恐怖を感じるようです。逃げ出した時に強く叱ったり無理強いしたりすると、おむつ替えのたびにその恐怖がよみがえり、ママがおむつを出してきただけで大泣きすることもあるそうです。「おむつ替えは気持ちいいもの」と思わせることが大切。時には、逃げ回る赤ちゃんを追いかけて一緒に遊んでしまうのも一つの策。いろいろな方法を試して、おむつ替えタイムを楽しくしましょうね。

 普段は触らせないような物を与えると赤ちゃんの気持ちがそちらに集中し、おとなしくおむつ替えをさせてくれるようです。携帯電話、テレビなどのリモコン、ティシュやお尻拭きなどは赤ちゃんにとって「特別な物」を持たしてみては?ただしこの方法はあくまでも奥の手。どうしてもうまくいかない時だけにしましょう。

 つかまり立ちやあんよが始まったらパンツタイプが便利ですよ。紙おむつには、テープで留めるタイプとパンツタイプがありますよね。ママが使いやすいほうを選んで使って、状況に応じて使い分けたり、テープタイプのおむつを使う時、あらかじめ片方のテープを留めてパンツタイプのように立ったままはかせると言う方法もありますよ。

 立ったままのおむつ替えに便利なものは「洗濯バサミ」です。まくりあげたシャツの裾が落ちてきて邪魔になったら、シャツの裾を背中の部分に洗濯バサミで留めると、ずり落ちてこないのでおむつ替えがスムーズにでき、裾を汚してしまうこともありませんよ。



 ・うんちについてお勉強・
  うんちの回数や状態は成長とともに変化します。

 生まれたばかりの赤ちゃんのうんちは胎児期のもので、ペースト状で黒緑色です。おっぱいやミルクを飲むようになると、うんちの色は黄色や緑色に変わり、水分量の多いゆるめの粒マスタードのようになります。うんちの中の粒々は、おっぱいやミルクに含まれる脂肪やたんぱく質が消化されずに出てきたもので、低月齢の頃には普通に見られるものだそうです。

 うんちの回数は、生後2〜3週くらいまでは、粒マスタード状のゆるゆるうんちが1日に5〜6回、多い時にはそれ以上出ます。この時期の赤ちゃんは、おっぱいやミルクを飲むと胃と腸が一緒に動き、腸にうんちをためておくことができないので、授乳のたびに水っぽいうんちを何度もするんだそうですよ。

 生後1ヵ月前後になると胃と腸が連動しなくなり、腸にうんちをためられるようになるそうです。1日の回数は徐々に減っていき、ほとんどの赤ちゃんは2〜3ヵ月頃から急にうんちの回数が減り、3〜4ヵ月頃には個人差も大きくなって、毎日する子もいれば3〜4日に1回という赤ちゃんもいます。「便秘なのかな?」と心配をしてしまいます。この時期にうんちの回数が減るのは胃腸の消化吸収機能がよくなった証拠だそうで、吐いたり元気がなくなったりしていなければ、特に心配はないそうです。

 離乳食が始まる6ヵ月頃からは食物のカスが増えるため、うんちの回数は再び多くなっていきます。個人差はありますが、3食とおやつをしっかり食べている子なら1日に4回以上出したり、一度で出し切れず何回かに分けて出す子もいるそうで、食べすぎを心配する必要はないそうです。離乳食中期頃まではドロドロうんちの子が多く、色や匂いは食物によって変わります。離乳食後期になり刻んだ納豆やバナナ、ニンジンの煮物などを食べ始めると、うんちの中に食べたものが刻んだ形のままで出てくることがあります。この場合でもある程度は消化され栄養も吸収されていますが、歯が生えてくるまでは調理法を工夫し、より小さく刻んだり柔らかく煮てあげたりするといいでしょう。



 ・お尻の拭き方・

 男の子の場合、拭き残しが多いのは、おちんちんの裏側、陰嚢のシワの間、足のつけ根だそうです。ゴシゴシこすらず、ぬるま湯にひたして絞ったガーゼなどで、やさしくていねいに拭いてあげましょうね。洗面器などでお尻だけを洗う座浴をすれば、陰嚢のシワの間に入り込んだうんちもきれいに取り除けるそうです。最低1日1回は完璧にきれいにしてあげが方がよいそうです。

 おしっこの後におちんちんを拭かなくてよくなるのは、一人で用が足せるようになってからだそうです。おむつを着けている間は、おむつ替えのたびにきちんと拭いてあげましょう。特におちんちんのつけ根はどうしても汚れがちなので雑菌が繁殖し、炎症など皮フのトラブルを起こしやすい部分です。また、おちんちんの先端にはおしっこのカスがたまりやすいので、ここもきれいにしておきましょう。


 女の子の場合、前から後ろへ拭くのが基本ですよ。女の子の膣や尿道は肛門に近いので、うんちの大腸菌などに感染しやすいのだそうです。汚れが落ちにくい時は、シャワーでやさしく洗い流してあげましょう。

 女の子で拭き残しが多いのは大陰唇と小陰唇の間です。お尻を拭いた後、新しいお尻ふきを指に巻きつけ、大陰唇と小陰唇の間のみぞに沿って左右1回ずつ、お尻ふきを巻きつけた指をおへそ側(上)から肛門側(下)に向けてクルッと回すようにしてぬぐいます。膣の周囲は傷つきやすい粘膜なので、力加減には注意です。ゴシゴシ擦るのは禁物です。このようにしても外性器の内側はおしっこやうんちが入り込みやすい部分なので、1日1回はぬるま湯で洗い流してあげましょう。



 ・おむつかぶれ・

 おむつ替えの時に汚れをよく取り除かないと、うんちやおしっこの刺激によって皮フが炎症を起こし、真っ赤にただれることがあり、お尻を拭く時の刺激やおむつが擦れる刺激が原因になることもあるそうです。おむつかぶれは、おしっこの回数が多くゆるゆるうんちをする低月齢の赤ちゃんがかかりやすいほか、おむつの中が蒸れやすい夏や下痢が続いた時などにも起こりやすいですよ。ひどくなると赤いぶつぶつや水疱ができて、皮フがむけたりジュクジュクしたり、悪化すると、うんちやおしっこのたびに赤ちゃんが痛がって泣くこともあります。

 おむつかぶれの予防法は、おむつ替えやシャワーをこまめにして常にお尻を清潔にしておくことです。シャワーや座浴の時には泡立てた石けんでやさしく洗い、シワやくびれの中までよく拭きしっかり乾燥させてからおむつを着けましょう。おむつかぶれができてしまったら、患部を清潔にしてから薬をつけます。それでもよくならないようなら病院で診てもらいましょう。

 おむつかぶれと同様、お尻や股が赤くなる「皮ふカンジダ症」、医師でないと見分けるのは難しいので、自己判断はせず、気になる時は病院で診断してもらいましょう。

 どちらにしても、悪化する前に受診してあげると、赤ちゃんが不愉快にならずにすみますよ。



 ・紙おむつと布おむつ・

 紙おむつと布おむつには、それぞれ長所と短所がありますよね。紙おむつは薄手で吸収力に優れフィット感もよいのですが、「使い捨てで不経済」「ゴミの量が増えるのがいや」と感じてしまいますよね。逆に、布おむつは経済的でゴミの量も少なくてすむけれど、「うんちをトイレに流したり、つけ置きや洗濯をする手間が大変」だったりします。おむつ選びの基準は、どちらが赤ちゃんにとって快適か、ママにとって使いやすいかだと思います。おでかけの時は紙おむつ、家で過ごす時は布おむつと上手に使い分けをしてもよいかもしれませんね。